マレーシアの首都クアラルンプールでは、ミックスダブルスのパートナー周さんと会い、ついでにマラソン大会にまで参加するという運動三昧に過ごした。
そしてクアラルンプールから、ランカウイ島に飛ぶことに~
ランカウイ島はマレーシアの北東部にあり、もうすぐ向こうはタイ。
まだ、あまり開発が進んでいなくて、豊かな自然が残されている。
リゾート地と謳ってはいるけれど、そんなおしゃれな感じはなく、素朴。
クアラルンプールでは周さんのおかげで、卓球場の飛び込みなんてしなかったけど、ランカウイはそうはいかない。
とは言え、マレーシアのアチコチの卓球場に出没したせいか、Facebookを通じてマレーシア人の卓球友達が何人か出来ていたので、
「ランカウイの卓球場知らない?」と聞いて、紹介を受けていた。
しかし彼らは、場所を教えてくれただけなので、コンタクトは自分で取らなければならない。
ワタシなりにもいろいろ検索してみたが、どうやら紹介された1か所だけしか見つけられない。
まぁ、人口も少ないし、田舎素朴なとこだし・・・
その一か所に問い合わせしたところ、卓球場というよりは、有志が集まって練習しているような所みたいで、しかも夜の9時から始めるという。
「え?夜の21時まででなくて、21時から?」
9時が19時の間違えでないかとか、「から」と「まで」を間違えていないか何度も確認してしまった・・・
だって普通に考えて、夜の9時からって思わないでしょ?
まぁ、暑い国だし、そういう時間からというのもアリかもしれないと自分を納得させ、思い切って訪問してみることに~
そこは、村の集会所みたいなところに卓球台が2台置いてあった。
もちろん冷房とかシャワー設備とか更衣室とかはない・・
そこにいた人は全員マレー系マレーシア人、見た感じでは中華系は一人もいない。
周さんの卓球仲間は全員中華系だったけど、ここは全員がマレー系。
なんで21時からなの?と聞いたら、やはり「暑いから~」という答えが返ってきた。
何時まで?という問いには「疲れるまで~大体12時くらいかな?」って(笑)
たった2台しかないのに、ワタシを快く迎えてくれ、最初はシングルスの試合を3試合ほどした。
1勝2敗でした。
段々と人も増えてきたので、そろそろダブルスにしよう~となり、誰かがパッパッパと白板にペアを決め、対戦表を書いていく。
これで、勝ち負けも順位も一目瞭然、
凄い!、リーグ戦だ~
台湾でも練習中に試合形式になるけど、適当に目の前の人と試合するだけで、こんな風にリーグ戦の表を書いて順位を決めたことなんかない。
マレー人ってアバウトなとこが多いと思うけど、ここの人たちは違う!
ワタシがペアになったスーフさん、ホントいい球を打つ!
ここのほとんど人は多分指導とかは受けたことはない感じで、フォームとか酷いんだけど、とにかく球は入れてくる。
それに回転をかけるのが上手い。
恐らく、何年も毎晩毎晩練習しているので、球慣れしているんだと思う~
あと,ここの施設の床、ものすごくスルスル滑る。
シングルスの時はまだよかったんだけど、ダブルスになると怖すぎて、恐る恐る動く感じ。
ツルっと転びそうで、本気で球を追いかけられない。
ところが私のパートナーのスーフさんは、滑りを計算に入れて(?)、上手に滑りながら球に追いついている~
なるほど~と感心しちゃった。
決して立派な練習場ではないけれど、彼らは毎晩集まって、かなり真剣に練習している。
試合にも積極的に参加しているという。
もし、ランカウイ島に行かれたら、ぜひ、彼らの練習場を訪ねてみて下さい。
ものすごく暖かく迎えてくれると思いますよ。